シティープロモーション

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今後急速に進展すると見込まれる人口減少や高齢人口比率の上昇を背景として、地方自治体においては、消費市場規模の縮小や人材不足などによる将来の地域の経済力、活力低下が懸念されている。
こうした状況に対し、地域の活力を維持・増進し持続的な発展を可能とするためには、都市間競争が厳しくなる中で、住民や企業、各種団体に「選ばれる地域」になることが必要との認識が高まっている。そして、こうした目標を達成するためには、産業の振興や生活環境の充実といった取り組みにより地域の魅力を高めるだけでなく、地域の魅力を「選ぶ」主体に適切に伝える努力が不可欠であると考え、シティプロモーションに注力する地方自治体が増えている。

 

 

 

地域の特性に応じたシティプロモーションの方向性
一般的に、地方自治体がシティプロモーションに取り組む目的は以下のような事項に大別される。
地域イメージの向上
・地域の知名度、認知度の向上
・地域のブランド価値の向上
交流人口の増加
・地域への来訪者の増加
・地域内で活動する人々や団体、事業者の増加
定住人口の増加
・住民の地域への愛着の向上
・地域住民の定住志向の高まりと転出者の抑制
・転入者の増加
これらの目的は相互に密接に関係しており、地域イメージの向上は交流人口の増加、定住人口の増加に寄与する一方、交流人口、定住人口の増加が一層の地域イメージ向上に寄与するため、バランス良く目標を達成していくことで好循環により一層高い成果が期待できる。
しかし、交流人口と定住人口では訴求すべき地域の魅力やアピールすべき対象が異なる部分があるため、地域特性とそれを踏まえた発展に向けた戦略に応じて、このいずれかに重点をおいて取り組まれるケースも多い。